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赤石
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プロフィール
HN:
吾炉 慧流(あろ けいる)
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1993/03/25
職業:
学生
趣味:
読書,ゲーム,ネット
自己紹介:
黒鯖住民。
最近は剣士の…

とろぉち

育ててます。
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慧流(元aro)がうだうだと愚痴やら絵やらを投下するブログ。いつのまにかポケモンメインにシフト。
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いよいよ高校を決めなければいけなくなったです。
今までサボってたツケだ、これは。

ちゅーわけでゲームだけお休み!ブログは死んでもやめねぇ!
高校に入れたら自分のパソコン買ってやる!
なんか前廃人がどうとか言った気がするけどキニシナーイ。

ただ最近ドラクエⅦやってるんで(((

だってだってFFはクリアしちゃったしモンハンも全盛期の装備を取り戻したし何よりポケダンはまた弟に貸した末行方不明なんだあああ、うう、ポケダンの探検隊の方が欲しいよう、でも今金が無いからあと三か月分小遣い貯めないと買えないぃぃいいってか22日にはじめての甲子園最新刊が発売に…スケッチブックも知らないうちに一冊出てるしっ

なんて状況だから勘弁してやってね(蹴

受験生してきます。




 そこは――ノリッシュは――スリルと恐怖と現実がごちゃまぜになったような、奇妙な空間だった。
洞窟と宮殿を足して二で割ったような、怪しい迷宮のような印象を受ける。
気分の悪くなるような雰囲気を醸し出しているのは、他でもない。グロテスクなモンスター集団のお陰だ。
それらに臆することも無く果敢に立ち向かうマジックファイター、ナイト、ウィザードたちは、まさに勇者だった。
しかしその中で、僕は。
「うひぃっ……! うぅ、こ、怖いぃ……」
 無様に逃げ惑い身を守っていたロイスを横目で見て、リームは落ち着いた口調で言う。
「大丈夫だって。ほら、そっちに行くと危ないから。動けないならこっちで後ろについててねー」
 彼女の言うとおり、いつの間にか僕の後ろにモンスターが回りこんでいる。
 殺られる。
そう思った瞬間、僕の頬を掠めて何かが飛び出した。滑らかで美しく、しかしうんと鍛えられた、拳だ。
それも、ただの拳ではない。何か、うっすらと纏っているものは……。
「……水?」
「ぴんぽーん。せーかい」
 あっさりと答えるリームの拳に、水が纏わりついている。
 滴ることもなく、かといって腕が濡れているだけと言うことも無い。それは肌から2、3ミリのあたりを、ゆったりと蠢きながら覆っていた。
 視界を支配していたモンスターは、すでに影すら見当たらない。彼女がモンスターを撃破したのだ。
「……すご…………」
 思わず言葉が零れ落ちる。
それが聞こえたのか、マジックファイターはにんまりと笑った。
「えへへー。褒めて褒めてー」
 その容姿から想像できないほど彼女は強く、そして、お調子者だった。
リームは僕の頬や、散々逃げ回ってできた傷を治してくれた。
「ちょっとは回復も出来るんだー。プリーストは魔法だけど、ファイターは気で治癒させるんだよ」
 傷の上に手をかざし、気を送り込むようにするのがポイントだと言う。いや、プリーストの僕に言われても。
「おい、ふざけてないで戦えっての。こっちモンスター多くて大変なんだよ!」
 へーい、と返事をすると、僕の腕を掴んで比較的安全な場所まで引きずっていく。ああ、かっこ悪い……。ちょっと凹むロイスを気にした様子も無く、勇者達はモンスターの群れを薙ぎ払う。するとあまり目立たない所で戦っていたアルグリットが、悲鳴に近い声を上げた。
「う、うわ、ヤバイ! おい、ゴルディア、リーム! ヤツだ!」
 雑魚をほぼ全滅させた二人は、その声に身を震わせた。
その視線の先にいたのは、羊のような角が頭の両側から突き出た虎と猿と鰐を足して三で割ったような、魔物。
「なっ、まだアイツの出るような時間じゃないでしょう!?」
「くそっ、前の奴ら、狩り残して行ったな! 俺たち三人じゃ、相手にならねぇ!」
 僕は数に入っていないらしい。当然だが、複雑な気持ちだ。今僕たちの前に立ちはだかるモンスターは、どうやら相当強いようだ。
 この勇者たちでも、歯が立たないほどに。
「そ、そうだ、リーム! お前回復系の技、得意じゃなかったか!?」
「え、う、うん。本職には負けるけど、一応治療はできるし、応急処置ならマスターしてるよ」
「俺がやつに魔法をかけるから、頼む!」
 アルグリットは持っていた武器を地面に突き立て、何かブツブツと唱え始めた。
 呪文だ。彼は何らかの魔法を、相手に使おうと言うのだ。しかし皮肉にもモンスターは、第一のターゲットに呪文の唱詠中で無防備な魔術師を選んだ。
「させるかっ」
 モンスターが腕を振り下ろした瞬間、ゴルディアがアルグリットとの間に割って入った。
騎士の構えた剣と魔物の爪が奏でた耳障りな音が頭から離れないうちに、呪文の唱詠は終った。
「いけぇっ」
 気合と共に、アルグリットの放った魔法がモンスターの顔面に直撃する。
モンスターは見る見るうちに変色し、ますます気味の悪い姿になった。
と言うか、余計に強そうにも見える。
「あ、そ、そっか!」
 リームは弾けるように立ち上がると、さっき僕にしたようにモンスターに気をあてる。
何をしてるんだ。そう言おうとしたその時、モンスターが吼えた。
 脳を揺さぶられるようなそれは、悲鳴。
「……え?」
 そう、モンスターは苦しがっているのだ。……でも、治癒をしているのに、どうして?
「驚いたか? ロイス」
 そりゃあ、驚きますとも。
いつの間にか隣にいたゴルディアは、親切に説明を始める。
「アルグリットが使った魔法は、回復するとダメージを受けちまうようになる魔法だ。実際殆ど使わないから、あんな技覚えるやついないんだけどな。あのモンスター、魔法での攻撃しか効かない上に体力多いからさ。アルグリット一人の攻撃力じゃ倒せないんだ」
 恐怖が消え去った表情でのんびりと戦闘を傍観する騎士は、意外とお喋りだったようだ。
「だから、アイツの魔法で回復量をダメージに変換してさ。リームの技で回復……まあ、つまり、攻撃だな。あのモンスターを倒そうってわけだ。元々攻撃のダメージより回復技の方が強くなるように出来てるから、アルグリットの攻撃とリームの回復量を比較したら、三倍くらいになるかな」
「そ、そんなに……」
 一息だけでも沢山の言葉が零れ落ちる。あまりに多くて、要点を抜き出すのに少々苦労してしまった。
とにかく相当効いているという事は間違いないらしいので、攻撃したってダメージを与えられないほど弱い僕は座って戦闘を眺めた。


一区切りずつ載せることにしまする。
だから短かったり長かったりするかもだけど勘弁☆(死
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